タイのバンコクにこれから移住を検討されている方やこれから駐在される方で「バンコクではどのエリアが住みやすいのか分からない」と居住エリアを迷うことはあるのではないでしょうか。隣同士のエリアでも全くエリア感が異なるバンコクでは、初めの住居探しはとても苦労するかと思います。
そこで今回は居住エリアをこれから探される方へ、バンコクで利便性が高くかつ日本人が住みやすいエリアを4つピックアップしてご紹介していきます。
全世界都市で渡航先ランキング1位はバンコク(2018年現在)

(出典:Mastercard)
2017年時、バンコクの年間渡航者数はなんと約2,000万人にものぼり、うち訪タイ日本人渡航者数は約160万人(2018年現在)。全世界の渡航者の中でも約8%は日本人が占めています。これだけの日本人が渡航するのも頷けるほど馴染みやすい都市バンコク。
世界渡航先ランキング2018(渡航者数)上位5都市
2017年渡航者数 (単位:100万人) |
2018年 成長予測 |
平均滞在日数 |
1日あたりの平均消費額 | |
バンコク | 20.05 | 9.6% | 4.7泊 | $173 |
ロンドン | 19.83 | 3.0% | 5.8泊 | $153 |
バリ | 17.44 | 2.9% | 2.5泊 | $301 |
ドバイ | 15.79 | 5.5% | 3.5泊 | $537 |
シンガポール | 13.91 | 4.0% | 4.3泊 | $286 |
上記表でも分かるように平均滞在日数は4.7泊。また他都市に比べても物価が安価なぶん支出意欲が促され、1日あたりの平均消費額は2位のロンドンより高い173ドル。渡航者の1日あたりの平均消費額に関しては、1位はドバイの537ドル。
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海外移住先ランキング2019!アジア人気10カ国
以前、上の記事でまとめましたが、東南アジアの中で最も日本人移住者が多い国第1位はタイ。
初めてのタイ・バンコクで居住区を決める際に最も重要なことは、まず市内中心立地かどうか
バンコクは路線が入っているエリアでも全てが日本にように発展しているわけではございません。またエリアによって国籍別により得意とする地域が異なるのもバンコクの特徴です。
初めて行く国で現地人だけのエリアに行くよりも、既に日本人が住まわれているエリア内で検討する方が、他エリアに比べても安全でかつ現地情報に容易にアクセスしやすいです。
バンコクはスクンビット地域(Sukhumvit)を中心にエリアが形成されており、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)路線が通るエリアもスクンビット地域がほぼ中心となります。その中でも日本人居住区として最寄り駅や商業施設、通勤アクセスなどにおいても利便性が高いエリアをご紹介していきます。
おすすめエリア①:駅直結には高級デパードが軒を連ねるハイソエリア!プルンチット

バンコクの中でも特に地価が高く上質な高級物件が密集しているエリア「プルンチット」
5つ星ランクの外資系高級ホテルも多く各国の在タイ大使館や高級デパートが密集しているエリアです。スクンビット地域の他エリアと比較しても街並みはとても綺麗で、駅周辺はバンコク屈指の商業エリアとなり、有名なデパートや大型スーパーが軒を連ねております。またタイバンコクの中でも最強のパワースポットといわれる「エラワン・プーム」も同エリア内にあり、外国人にも現地人にも人気な観光スポットもございます。
各国のエクスパット層が多いプルンチットエリアの住環境は?
賃料も割高な分グレードが良い物件が多く、特にホテルサービス付きのサービスアパートメントをお探しの方にはオススメのエリア。日本人在住者ではお子様づれのファミリー層は少なく単身者が多いエリアでもあります。またオフィス街でもあるためオフィスと自宅の行き来を重視される方には候補地になるかと思います。
プルンチットエリアの主要通り
○ルアムルディ通り(Soi Ruam Ruedi)
○ウィッタユ(ワイヤレス)通り(Witthayu Road)
○ランスアン通り(Soi Langsuan)
○チットロム通り(Chit Lom Alley)
プルンチットエリアのランドマーク
○Bumrungran Hospital(私立病院)
○Central Chidlom(高級デパート)
○Gaysorn Village(ショッピングモール)
○Central World(ショッピングモール)
○伊勢丹(ショッピングモール)
○Central Embassy(高級デパート)
○在日本大使館
おすすめエリア②:バンコクの中で最も日本人在住者に人気のエリア!プロンポン

バンコクに観光ベースで来られた際にはあまり馴染みがないエリア「プロンポン」
バンコクに在住する日本人にとって、バンコクの中でも重要な存在であるエリアといっても過言ではないのがこのプロンポンエリア。
日本人街とも言われるプロンポンエリアの住環境は?
駅近辺だけではなく街中を歩けばソイ(中道)にも日系飲食店や日系美容室、日系スーパーまであるので日本人が日本人の暮らしをするとなれば全く困らないエリア。日本人学校もこのプロンポン界隈に集中しているので、特にお子様連れで赴任なされる日本人ファミリー層にも便利なエリアです。利便性が高い分もちろん不動産価格も他エリアと比較しても割高となり、また街中は日本人と出会う確率も高いためバンコク初心者にも安心して暮らすことができるエリアです。
プロンポンエリアの主要通り
○スクンビット31通り(Soi Sukhumvit 31)
○スクンビット33通り(Soi Sukhumvit 33)
○スクンビット33/1通り(Soi Sukhumvit 33/1)
○スクンビット39通り(Soi Sukhumvit 39)
○スクンビット22通り(Soi Sukhumvit 22)
○スクンビット24通り(Soi Sukhumvit 24)
○スクンビット26通り(Soi Sukhumvit 26)
プロンポンエリアのランドマーク
○EmQuartier(高級デパート)
○Emporium(高級デパート)
○Benchasiri Park(公園)
○フジスーパー(日系スーパー)
おすすめエリア③:タイ人富裕層も多い日本人にも人気の繁華街エリア!トンロー

タイ人富裕層にも人気の洗練されたエリア「トンロー」
隣エリアにある物件でもトンローという名前をつけるぐらいブランド化されたエリア。
バンコクの中でも娯楽が多いトンローの住環境は?
他スクンビットエリアと比べても異色エリアとなり、駅周辺にはデパートなどの商業施設がほとんどなく、トンロー通り(スクンビットソイ55)を中心として街が形成されているエリアです。街中を歩けば日本食レストランも多く、洗練されたオシャレな飲食店が軒を連ねております。特に夜になるとハイソなタイ人や外国人らが集まり、おしゃれにディナーと娯楽を楽しむ繁華街にもなります。住宅街と繁華街と両方の顔をあわせ持つ、今バンコクでは流行のエリアです。
トンローの主要通り
○スクンビット55通り(Soi Sukhumvit 55)
○スクンビット49通り(Soi Sukhumvit 49)
○トンロー10通り(Thonglor Soi 10)
○トンロー13通り(Thonglor Soi 13)
トンローのランドマーク
○8 Thonglor(コミュニティーモール)
○Maze Thonglor(コミュニティーモール)
○Fifty Fifth Thonglor(コミュニティーモール)
○J-Anenue(コミュニティーモール)
○The Commons(コミュニティーモール)
○Arena 10(コミュニティーモール)
○Samitivej Hospital(私立病院)
おすすめエリア④:バンコク屈指のビジネス街!シーロム・サトーン

バンコク屈指のビジネス街ともいわれるサトーンエリア
タイ国内の企業をはじめ銀行本店や日系駐在事務所も多く、タイ国内トップ大学「チュラロンコン大学」も所在するエリアです。
昼と夜の二面性をもつシーロム・サトーンの住環境は?
スクンビットエリアに比べると日本人居住者は少なく、シーロム・サトーン界隈で勤務なされている方や出張者などにはオススメのエリアです。オフィス街や歓楽街、住宅街と様々な顔を持つエリアで観光者にも人気です。
シーロム・サトーンエリアの主要通り
○サトーン通り(Sathorn Thai Road)
○ナラディワス通り(Naradhiwas Rajanagarindra Road)
○シーロム通り(Si Lom Road)
○ラマ4通り(Rama 4 Road)
シーロム・サトーンエリアのランドマーク
○Silom Complex(ショッピングモール)
○Taniya Plaza(ショッピングモール)
○Chamchuri Square(ショッピングモール)
○MahaNakhon Tower(商業施設)
まとめ
居住区エリアを選ぶ際は、事前に各エリアの特徴を知った上でお部屋を探されると、効率よく物件を探すことができます。またエリアごとに特徴が大きく異なるので、住環境と賃料予算もしっかり調べた上で、これから住まわれるエリアを探されることをおすすめします。
特にプロンポンやトンローは、バンコク初めての方やお子様連れのファミリー層には住みやすいエリアです。またプルンチットやシーロム・サトーンは単身者かつオフィス圏を重視される方には適しています。
いかがでしたか。自身にあった住みやすいエリアを探し快適なバンコク生活を!
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