先日の記事にも書きましたが、東南アジアで最も日本人在住者や長期滞在者が多いといわれるタイ。今やタイ国内の日本人在住者はおおよそで10万人。その中でも半数以上はバンコクに在住しているといわれる。
また、年中ほとんどが夏である絶好の環境を求めセカンドハウスを取得される方や単純にタイという国が好きで移住される方。
生活コストが日本より多少安いというのをきっかけに移住される方。
上記以外でも何らかのきっかけでタイに精通される方には、タイ不動産の購入を検討されている方は多く、使用用途は投資であったり自己居住であったりとさまざま・・・
今後タイ不動産投資やタイ移住を検討している方へ、新駅開通と同時にこれから発展する新興エリアの一部をご紹介していきます。
現在のタイの交通インフラ

2018年現在のバンコクの都市交通路線図(出所:BTS Group)
現在運行中の路線は、計5路線(全長119.94 km)全87駅(2019年1月現在)
2019年1月現在の運行路線
✔高架鉄道BTSスクンビット線(ダークグリーンライン)
モーチット駅(Mo Chit)~ケーハ駅(Kheha):計31駅/34.1 km
日本人在住者にとっては一番なじみ深い路線。昨年12月にサムローン駅以降からケーハ駅までの8駅が開通しました。全55駅へ拡大予定。
✔高架鉄道BTSシーロム線(ライトグリーンライン)
ナショナルスタジアム駅(National Stadium)~バンワー駅(Bang Wa):計13駅/14.5 km
サイアム駅にて(Siam)BTSスクンビット線へ乗り換え可能。
✔地下鉄MRTチャルーム・ラチャモンコン線(ブルーライン)
フアランポーン駅(Hua Lampong)~タオプーン駅(Tao Poon):計19駅/21 km
2019年4月にはフアランポーン駅からタオプーン駅との環状線が開通予定。
✔高架鉄道MRTチャローン・ラチャタム線(パープルライン)
タオプーン駅(Tao Poon)~バンバイ運河駅:計16駅/20.94 km
タオプーン駅よりブルーラインに乗り換え可能。タイの鉄道では初の日本製車両が導入。
✔空港連絡鉄道APL(エアポートリンクレール)
パヤタイ駅(Phaya Thai)~スワンナプーム駅(Suvarnabhumi):計8駅/28.6 km
タイ国鉄が運営する高架鉄道。バンコク市内の始点から終点のスワンナプーム空港国際空港まで約30分で移動可能。
2019年1月時点のバンコク都市交通路線は計87駅、全長119.94 km

ちなみに、上記画像はオンヌット駅の朝の通勤ラッシュ。改札にすら侵入できない様子です。
将来のタイの交通インフラ

将来のバンコク路線計画図(出所:BTS Group)
2029年までのバンコク都市路線図は現在の約5倍となる全長515.2kmへ延伸。
将来の計画路線(※現在運行路線も含む)
✔BTSスクンビット線(ダークグリーンライン)
ランラックカー駅(Lam Luk Ka)~バンプー駅(Bang Pu):全長67.1 km/全55駅予定
✔BTSシーロム線(ライトグリーンライン)
ヨトセ駅(Yotse)~タリンチャン駅(Taling Chan):全長21 km
✔ARL(ライトレッドライン)
シリラー駅(Siriraj)~ フアマーク駅(Hua Mark):全長58.5 km/2020年開通予定
✔MRTチャルーム・ラチャモンコン線(ブルーライン)
バンスー駅(Bang Sue)~ ブッダモントンサイ4駅(Buddha Monthon Sai 4):全長55 km
✔(ダークレッドライン)
マハチャイ駅(Mahachai)~タマサート大学駅(Thammasart University):全長80.5 km/2020年開通予定
✔モノレール(イエローライン)※本記事メイン
ラップラオ駅(Lat Phrao)~サムローン駅(Samrong):全長30.4 km/全23駅/2021年開通予定
✔モノレール(ピンクライン)
カエライ駅(Khae Rai)~ミンブリー駅(Min Buri):34.5 km/2021年開通予定
✔MRTチャローン・ラチャタム線(パープルライン)
バンヤイ駅(Bang Yai)~ラットブラナ駅(Rat Burana):全長42.8 km
✔モノレール(グレーライン)
ワチャラポーン駅(Watcharaphorn)~ラマ9橋駅(Rama Ⅸ Bridge):全長26 km/2022年開通予定
✔地下鉄&高架鉄道(オレンジライン)
タリンチャン駅(Taling Chan)~ミンブリー駅(Min Buri):全長39.6 km/全30駅予定/2023年開通予定
✔モノレールMRL(ライトブルーライン)
ディンダエン駅(Din Deang)~サトーン駅(Sathorn):全長9.5 km/2029年開通予定
✔(エアポートレールリンクライン)
ドンムアン駅(Don Mueang)~ スワンナプーム空港駅(Suvarnabhumi Airport):全長50.3 km

(出所:Bangkok Post)
2029年までには計13路線の運行予定となる。
【2021年開通予定】イエローラインとは?

2021年開通予定のイエローライン路線図(出所:BTS Group)
イエローラインはバンコク北部からサムットプラカン県まで延伸するタイ初のモノレール路線。
✔複線高架モノレール(イエローライン)
ラップラオ駅(Lat Phrao)~サムローン駅(Samrong):計23駅/30.4 km
~バンコク区~
- ラップラオ駅(Lat Phrao)
- パワナー駅(Phawana)
- チョクチャイ4駅(Chok Chai 4)
- ラップラオ71駅(Lat Phrao 71)
- ラップラオ駅83駅(Lat Phrao 83)
- マハタイ駅(Mahatthai)
- ラップラオ101駅(Lat Phrao 101)
- バンカピ駅(Bang Kapi)
- イェックラムサリー駅(Yak Lam Sali)
- シー・クリータ駅(Si Kritha)
- パタナカーン駅(Phatthanakan)
- グランタン駅(Kalantan)
- シーヌット駅(Si Nut)
- シーナカリン38駅(Srinagarindra 38)
- スワンルワンラマ9駅(Suan Luang Rama Ⅸ)
- シーウドム駅(Si Udom)
- シーイアム駅(Si Iam)
- シーラサーン駅(Si La Salle)
~サムットプラカーン区~
- シーベーリン駅(Si Bearing)
- シーダーン駅(Si Dan)
- シーテパ駅(Si Thepha)
- ティパワン駅(Thipphawan)
- サムローン駅(Samrong)
いかがでしたか?今回はその中でも東部のライン「イエローライン」を紹介いたしました。バンコクではこのように新設および延伸する路線が計13路線計画されております。
そして現在交通渋滞ワーストランキング上位にもあがるタイですが、これから東京のような環状線ができ、ドーナツ状化で中心地から郊外へと発展していけば、少なからず交通渋滞も緩和され、さらに街が発展していくんでしょうね。
次回の機会には不動産絡みの記事も書いていきたいと思います。
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