最近では日本人の海外旅行先ランキングの上位はアジアが独占し、さらには海外移住先ランキングの上位のほとんどもアジア圏が占めている。
以前、アジア圏の海外移住先ランキングを掲載させていただき、毎日多くのPV数があるのに驚いています。
やはり海外の中でも特にアジア圏に目を向けている方が年々増加しており、新興国ビジネスの情報なども基本的なことであればネットで誰でも簡単にアクセスできる時代になってきました。
数ある情報のなかでも偏った情報が多く、”アジアはまだ安い”と勝手なイメージを持たれている方もいると思います。
そこでアジア圏は何がどのくらい安いの?と思う方へ具体的な物価をまとめましたので、今回はアジア圏の生活コストの平均相場をランキング順にご紹介して行きます。
アジアの生活費が高い国ランキング
13位/インド(世界96位)

中心地の家賃は比較的割安ですが、ビジネスエリアのランチは下位にも関わらず若干割高。海外駐在員の報酬パッケージはアジア圏では3番目に高いのは、交通事情や公害などの配慮がなされているからだと思います。
○中心地の平均賃料(1ルーム):335ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):66ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):12ドル
○ガソリン(1L):1.13ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):5.32ドル
○ファーストフードのコンボセット:3.63ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):3位
為替レート:0.014360USD/INR
12位/ベトナム(世界92位)

ベトナムは世界の中でも電気料金が安い国として知られており、だいたい日本の約3分の1程度。ランチ料金やインターネット料金も比較的割安。
○中心地の平均賃料(1ルーム):451ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):22ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):9ドル
○ガソリン(1L):0.89ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):3.84ドル
○ファーストフードのコンボセット:3.9ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):10位
為替レート:0.00004 USD/VND
11位/フィリピン(世界83位)

生活費できになるのは、インターネット料金は日本とほぼ同等価格。また世界の中でもカジノ国として知られ、海が綺麗なリゾート地も多く人気海外旅行先でもあります。
○中心地の平均賃料(1ルーム):588ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):53ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):32ドル
○ガソリン(1L):1.02ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):4.38ドル
○ファーストフードのコンボセット:3.23ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):8位
為替レート:0.01910 USD/PHP
10位/バングラディシュ(世界77位)
アジアにいてもあまり馴染みがない国バングラディシュ。ファーストフードは上位の国とほとんど変わらない価格。
○中心地の平均賃料(1ルーム):456ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):68ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):17ドル
○ガソリン(1L):1.04ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):3.76ドル
○ファーストフードのコンボセット:5.07ドル
為替レート:0.01181 USD/BDT
9位/マレーシア(世界76位)

一時期は日本人の移住先ランキング1位ともいわれていたマレーシア。現在人気のタイに比べると若干生活コストは安い。
○中心地の平均賃料(1ルーム):482ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):47ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):27ドル
○ガソリン(1L):0.53ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):4.44ドル
○ファーストフードのコンボセット:3.44ドル
為替レート:0.23841 USD/MYR
8位/タイ(世界75位)

一部メディアでは安く生活できると過剰な番組を見かけますが、実際には安くないタイの生活費。タイで実際に生活されると「思っていたより高い」と思う方のがほとんどかと思います。
○中心地の平均賃料(1ルーム):610ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):37ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):14ドル
○ガソリン(1L):0.92ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):5.1ドル
○ファーストフードのコンボセット:5.4ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):6位
為替レート:0.03142/THB
7位/インドネシア(世界68位)

中心地の平均賃料は意外と高い700ドル台。
○中心地の平均賃料(1ルーム):719ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):47ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):21ドル
○ガソリン(1L):0.64ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):4.93ドル
○ファーストフードのコンボセット:3.47ドル
為替レート:0.00007 USD/ISD
6位/中国(世界56位)

中国の中でも一番生活コストがかかるのは上海。その次に北京。
○中心地の平均賃料(1ルーム):756ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):75ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):26ドル
○ガソリン(1L):1.08ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):7ドル
○ファーストフードのコンボセット:4.9ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):2位
為替レート:0.14487 USD/CNY
5位/台湾(世界50位)

親日で有名な台湾。不動産価格も高騰し住宅価格の年収比率が16倍にもなるだとか。台北の不動産価格は、所得比率が世界一高いともいわれております。
○中心地の平均賃料(1ルーム):607ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):40ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):24ドル
○ガソリン(1L):0.93ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):6ドル
○ファーストフードのコンボセット:4.19ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):7位
為替レート:0.03165USD/TWD
4位/韓国(世界38位)

日本からの渡航距離も近く、韓国料理付きだとグルメ目的だけに行かれる方も多いはずです。
○中心地の平均賃料(1ルーム):574ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):73ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):25ドル
○ガソリン(1L):1.23ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):7ドル
○ファーストフードのコンボセット:5.35ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):5位
為替レート:0.00084 USD/KRW
3位/日本(世界12位)

驚きなのが海外駐在員の報酬が手堅いのはなんと日本が1位。日本に赴任されている駐在員は高所得そうであることが分かります。
○中心地の平均賃料(1ルーム):1,270ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):103ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):38ドル
○ガソリン(1L):1.34ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):10ドル
○ファーストフードのコンボセット:7ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):1位
為替レート:0.00913 USD/JPY
2位/シンガポール(世界10位)

住むのは高く税金は安い国シンガポール。誰もがシンガポールといえば富裕層のイメージがあるかと思います。やはり賃料もそれなりに高いのが分かります。
○中心地の平均賃料(1ルーム):2,141ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):82ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):29ドル
○ガソリン(1L):1.59ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):9ドル
○ファーストフードのコンボセット:6ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):9位
為替レート:0.724 USD/SGD
1位/香港(世界2位)

生活コストが一番かかる国は香港。中心地で快適に住むなら安くても平均賃料は3,500ドル。ランチ一食食べるにも10ドル程度ださなければ食べられない。
○中心地の平均賃料(1ルーム):3,598ドル
○1人当たりの光熱費(1ルーム):105ドル
○インターネット8Mbps(1ヶ月):24ドル
○ガソリン(1L):2.04ドル
○ビジネスエリアのランチ価格(飲み物含む):11ドル
○ファーストフードのコンボセット:5.2ドル
○海外駐在員の報酬パッケージ(アジア):4位
為替レート:0.712740 USD/HKD
いかがでしたか?
特にこれから海外移住を考えられている方や、これからアジア圏にお仕事で行かれる方、これまでアジア圏に足を運んだことがない方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
出典:https://www.expatistan.com/cost-of-living
出典:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-22/PRVW346KLVR401
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